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人身売買組織の主犯に懲役12年 東京地裁「被害者の尊厳を踏みにじった」と断罪

東京地裁は12日、広域人身売買組織の主犯格に懲役12年の実刑判決を言い渡した。日本国内外で50人以上を性的に搾取したとされ、裁判長は「被害者の尊厳を踏みにじった悪質極まりない犯行」と断じた。

人身売買組織の主犯に懲役12年 東京地裁「被害者の尊厳を踏みにじった」と断罪

判決の概要

東京地裁は2026年2月12日、国内外にまたがる人身売買組織の主犯・佐藤義則(52)に対し、人身売買罪売春防止法違反(管理売春)・組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)の複合罪で懲役12年追徴金4億2000万円の実刑判決を言い渡した。

裁判長は「被告は被害者を「物」として扱い、経済的利益のために搾取し続けた。その手口は極めて組織的・計画的で、被害者の尊厳を根底から踏みにじった。厳刑に処さなければならない」と断じた。

被害の規模

組織が関与した被害者は2018〜2024年の間で国内外合わせて50人以上。うち6人が入国時点で未成年だった。被告は日本国内に加え、東南アジアおよび東アジアに販売・提供ルートを持っており、国境をまたいだ組織的な人身売買が行われていた。

追徴金の規模

4億2000万円という追徴金は、人身売買事案としては国内で過去最大規模だ。犯罪収益の徹底的な剥奪により、組織への経済的な打撃を与えることが判決の意図するところでもある。


本記事は公開情報および裁判記録をもとに構成しています。