「借金で縛る」構造の実態
性風俗業界で働く女性を支援するNPO法人の調査によると、支援を求めた女性の約35%が「闇金からの借金がきっかけで働き始めた」または「働く中で闇金融への借金が膨らんだ」と証言している。
典型的なパターンは次の通りだ。 1. 生活困窮した女性が闇金融から少額融資を受ける 2. 高金利で返済が追いつかず借金が膨らむ 3. 闇金業者が「知り合いの店で稼げばすぐ返せる」と性風俗店を紹介 4. 働き始めても「借金返済分」が天引きされ、手元に残る収入が少ない 5. 辞めようとすると「借金を返せ」と脅される
元従業者の証言
20代の元デリヘル従業者のAさん(仮名)は「最初は10万円借りただけだった。気づいたら50万円になっていて、店を辞めたら「他の方法で取り立てる」と言われた。働き続けるしかなかった」と振り返る。
法的問題点と捜査の難しさ
闇金業者と性風俗店の「共謀」を立証するのは難しく、それぞれ単体では別の違法行為として処理されがちだ。支援者は「貸金業法違反(闇金融)と管理売春の複合犯として一体的に捜査・起訴する枠組みが必要だ」と訴えている。
本記事は公開情報および取材をもとに構成しています。