全国一斉捜索の概要
警察庁の指揮のもと、全国38都道府県警察は2021年8月16日、未成年者への性的搾取事件に関連した一斉捜索を実施。捜索対象は計55カ所にのぼり、児童買春・ポルノ禁止法違反、児童福祉法違反、強制性交等罪など複数の容疑で計42人を逮捕・書類送検した。
被害者の状況
確認された被害未成年者は30人以上で、最年少は13歳。被害者の多くはSNSで知り合った大人(多くは20〜40代の男性)から金銭・プレゼントを受け取る「条件つき交際」(いわゆる「パパ活」の未成年版)から徐々に関係が深まり、性的行為に至るというパターンが多かった。
SNS接触の問題
今回の事件の特徴として、接触の100%がSNSや通話アプリ経由であることが挙げられる。被害者の多くは自分が被害を受けているという認識が薄く、「自分から会いに行った」と証言するケースも多かった。
専門家はこの点について「未成年者に対するグルーミング(性的搾取のための信頼関係構築)が巧妙化している。被害者自身が被害を認識しにくい点が特徴であり、教育・啓発活動の重要性がますます高まっている」と指摘する。
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