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違法スカウトグループ幹部ら逮捕 女性を性風俗店に紹介か――東京・歌舞伎町

警視庁保安課は17日、歌舞伎町を拠点とする違法スカウトグループの幹部ら3人を職業安定法違反容疑で逮捕した。グループは路上でスカウトした女性を都内の性風俗店に紹介し、「スカウトバック」と呼ばれる紹介料を継続的に受け取っていたとされる。2020年初頭の大型摘発として業界に衝撃が走った。

違法スカウトグループ幹部ら逮捕 女性を性風俗店に紹介か――東京・歌舞伎町

逮捕の概要

警視庁保安課と新宿署は2020年1月17日、新宿区歌舞伎町を拠点に活動していた違法スカウトグループの幹部・山田竜也容疑者(35)ら3人を職業安定法違反(有料職業紹介事業の無許可営業)の容疑で逮捕した。

捜査関係者によれば、山田容疑者らは2019年春ごろからグループを組織し、歌舞伎町や渋谷センター街などで若い女性に声をかけてスカウト。「高収入アルバイト」「モデル事務所」などと偽りながら、実際には都内および埼玉県内の性風俗店に紹介していた。

被害の実態

被害を受けた女性は確認されているだけで20人以上。グループは女性の月収の約20〜25%を「スカウトバック」として受け取っており、中には毎月50万円以上を稼ぎ出していたメンバーもいたという。

スカウトされた女性の中には「飲食店の仕事と聞いた」「最初は断れなかった」と話す人もおり、明確な説明がないまま性風俗業に引き込まれていた実態が浮かび上がる。

捜査の経緯

警視庁は昨年秋ごろから内偵捜査を開始。SNSの投稿や店舗側への聴取を重ね、グループの全容を把握した。今回の逮捕は一連の捜査の「第一弾」とされており、さらなる関係者の立件を視野に捜査を継続している。

違法スカウト問題の背景

警察庁の統計によれば、職業安定法違反による摘発件数は近年増加傾向にある。特に首都圏では、スカウト業者が複数の性風俗店と「専属契約」を結び、組織的に女性を斡旋するケースが増えており、被害の広域化が課題となっている。

繁華街での「スカウト声かけ」は一見すると通常のスカウト行為と区別がつきにくく、被害者が自覚を持ちにくい点も摘発を困難にしている要因の一つだ。

今後の展開

警視庁は山田容疑者らの認否を確認しつつ、グループが契約していた風俗店側の責任についても調査を進める方針。摘発を受け、業界団体は「許可を持たない仲介者を利用しないよう会員店舗に改めて周知する」とのコメントを発表した。


本記事は公開情報および捜査関係者への取材をもとに構成しています。