「30分4,980円」を額面で受け取ってはいけない
池袋ジューシープラス(ユメオト) は、JR池袋駅北口から徒歩3分、豊島区池袋2-65-19 ERビル1階にあるオナクラ・手コキ専門店だ。営業は10:00〜翌4:00、受付は9:30から。年中無休。看板には「厳選された業界未経験の女の子限定」「あなたのHな妄想・理想を現実のものに」と出ている。
料金表はこうだ。
| コース | 料金 | 分単価 |
|---|---|---|
| 30分 | 4,980円 | 166.0円 |
| 45分 | 7,980円 | 177.3円 |
| 60分 | 10,980円 | 183.0円 |
| 延長15分 | 3,000円 | 200.0円 |
ここで手が止まった。風俗の料金表は普通、長時間ほど分単価が下がる。90分や120分を「お得です」と売るために、店は意図的に逓減カーブを作る。ところがこの店は逆だ。30分が最安の166円/分で、45分、60分と伸ばすほど単価が上がっていく。延長に至っては200円/分。
長くするほど損をする料金表を、店がわざわざ作るはずがない。ということは、この表は「時間の商品」として設計されていないということになる。
差額を取ると、設計思想が一発で出る
コース間の差額を計算してみる。
30分→45分は+3,000円で+15分。45分→60分も+3,000円で+15分。そして延長15分がちょうど3,000円。
つまり最初の30分だけが4,980円という別枠で、それ以降は15分3,000円=200円/分でどこまでも一直線に伸びていく。教科書どおりの二部料金制だ。基本料金の4,980円には「入店して席に座る権利」が含まれていて、そのぶん30分の分単価だけが安く見えている。
この構造がわかると、「45分と60分、どっちが得か」という問いが無意味になる。どちらも同じ200円/分の直線上の点でしかない。得も損もない。選ぶべきは自分が使いたい時間であって、コスパで悩む余地は最初から設計されていない。
指名料1,000円を戻すと、全部が199円台で揃った
では基本料金の4,980円が引き受けている「入店の権利」は、いくらぶんなのか。ここで指名料が効いてくる。
この店の指名料は、写真指名・NET指名が1,000円、本指名が2,000円。オナクラでフリーを引くのはさすがに勧めない業態なので、実質的には写真指名1,000円が最低ラインだ。これを各コースに足してみる。
| コース | 指名料込み総額 | 分単価 |
|---|---|---|
| 30分+写真指名 | 5,980円 | 199.3円 |
| 45分+写真指名 | 8,980円 | 199.6円 |
| 60分+写真指名 | 11,980円 | 199.7円 |
| 延長15分 | 3,000円 | 200.0円 |
199.3、199.6、199.7、200.0。誤差0.7円の中に全部が収まった。
これは偶然ではない。この店の料金表は、写真指名を前提として「1分200円」という一本の直線になるよう逆算して組まれている。基本料金が安く見えるのは、その200円のうち一部を指名料という別枠に切り出しているからだ。表の数字だけ見て「30分166円/分は安い」と喜ぶのは、切り出された1,000円を勘定に入れ忘れているだけである。
言い換えれば、池袋北口のこの店の実勢価格は「1分200円」。それが高いか安いかは業態と中身で判断する話であって、少なくとも料金表のどこかに掘り出し物が埋まっているという期待は持たなくていい。
本指名にすると、逆に長時間が有利になる
面白いのはここからだ。本指名2,000円で同じ計算をすると、直線が崩れる。
30分+本指名は6,980円で232.7円/分。45分は9,980円で221.8円/分。60分は12,980円で216.3円/分。今度はきれいな逓減カーブになる。
理由は単純で、指名料は時間に比例しない固定費だからだ。短いコースほど固定費の比重が重くなる。30分で本指名を付けると、支払総額の28.7%が指名料という計算になる。本体4,980円に対して2,000円、つまり本体の40%が上乗せされる形だ。
ここから導ける実務的な結論はひとつ。この店で同じ子に本指名で通うなら、短時間で回数を刻むより、1回の時間を伸ばしたほうが単価は下がる。逆に相手を固定しないなら、写真指名の1,000円に留めて短時間で色々な子を見るほうが、分単価は200円のまま動かない。どちらの遊び方をするかで、選ぶべきコースが変わる。料金表がそう作られている。
新規料金には30分が存在しない
ご新規様限定の枠も見ておく。20分3,480円、45分7,480円、60分10,480円。
まず気づくのは、新規に30分が用意されていないことだ。通常メニューの主役である30分を外し、代わりに通常には無い20分という短い枠を置いている。45分と60分の値引きはそれぞれ500円だけ。つまり新規割引の実体は「500円引き」ではなく、「20分という試し枠を開ける権利」のほうにある。
新規料金にも写真指名1,000円を足すと、20分が224.0円/分、45分が188.4円/分、60分が191.3円/分。最安は45分だ。20分は総額4,480円と一番安いが、分単価では最も高い。
だから初回に「一番安いから」で20分を選ぶと、単価的には一番損な入り方になる。実際、オナクラは入室してからシャワーや会話で場が温まるまでの立ち上がりがあるので、20分は正味の時間がかなり削られる。最初の一回で店の水準を測りたいなら、新規45分の8,480円が数字の上でも体感の上でも合理的な選択だと思う。
このほか、ユメオト会員登録で5,000ポイントの還元があると案内されている。系列全体で使える性質のものなので、グループ内を回遊する人ほど効いてくる仕組みだ。
55人・18〜26歳という在籍の厚み
料金の話ばかりしてきたが、業態の中身にも触れておく。
在籍は55人。年齢は18〜26歳で、身長は150〜170cm、平均157cm前後。プロフィールの並びを見ると「未経験」「清楚系」「ロリカワ」「スレンダー」といった語が繰り返し出てくる。コンセプトの「10代から20代前半の現役女子大生や読者モデルなど、完全素人美少女の専門店」という宣言と、在籍の年齢分布は矛盾していない。
オナクラで55人という在籍数は素直に厚い。というのも、この業態は一人あたりの拘束時間が短いぶん出勤の回転が速く、在籍が薄いとすぐ「今日は3人しか出ていない」という状態になる。母数が50人を超えていると、平日の昼でも選択肢が残る。10:00〜翌4:00という18時間営業を、この人数だからこそ埋められているとも言える。
サービス面はオナクラ・手コキの範囲で、ボディタッチやトップレスなどはオプション扱い。公式サイトにも「本番行為は一切ございません」と明記されており、東京都公安委員会の届出確認書番号(第9299号)も掲示されている。この業態は境界の線引きが曖昧な店ほど後で揉めるので、線をはっきり書いている店のほうが結局は安心して遊べる。
まとめ
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 料金表の設計の一貫性(写真指名込み199円台に収束) | ★★★★★ |
| 表示価格のわかりやすさ(指名料が外出しで安く見える) | ★★★☆☆ |
| 長時間利用のお得感(逓減なし・完全リニア) | ★★☆☆☆ |
| 新規枠の設計(20分より45分が明確に有利) | ★★★★☆ |
| 在籍の厚み(55人・18〜26歳) | ★★★★★ |
| 立地とアクセス(池袋駅北口3分・18時間営業) | ★★★★★ |
池袋ジューシープラスの料金表は、「1分200円」という一本の直線を、基本料金と指名料に分けて書き直したものだった。安く見える30分4,980円は割引ではなく、単に指名料が別枠になっているだけである。この構造を知っていれば、掘り出し物を探して45分と60分を見比べる時間は要らない。
実務的な結論はこうだ。初回は新規45分(+写真指名で8,480円)が単価・体感の両面で最も無駄がない。相手を決めて本指名で通う段階に入ったら、短時間を繰り返さず1回を長く取るほうが指名料が薄まる。ここまで数字が素直に並ぶ店は珍しく、その意味では料金の読みやすさ自体が、この店の美点だと思う。